【お役立ちコラム】秋の無垢材メンテナンス Vol.2
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コラム
メンテナンス
リボス自然健康塗料
Vol.1でケアセットを使用したダイニングテーブルのメンテナンスをご紹介しました。
今回は蜜ろうオイルワックス「ビボス」を使用して窓枠をお手入れしてみました。
<メンテナンス製品はこちら>
Vol.2 窓枠
こちらの窓枠はスウェーデンパイン材で無塗装です。
窓を開け閉めする際についたとみられる細かい傷が目立つようになってきました。
無塗装なので研磨のみで傷を消すことは可能ですが、せっかくなのでビボスでツヤを出すことに。
壁にオイルが付着しないように養生テープを貼っておきます。
※今回は少量のオイル塗布のため最低限ですが、ハケで塗り替えなどを行う際はマスカーを用いるなどして壁も床もしっかり養生してください。
【用意するもの】
ビボス
サンドペーパー(#180〜#240)
ウエスまたは食器用スポンジ(ビボス塗布用)
ウエス(ビボス拭き取り用)
<施工仕様書>
まずはサンドペーパーで傷を研磨して目立たなくします。
目の粗さは#240を使用しました。無塗装で傷も深くないため、軽く2〜3回なでるようにしただけで均一になりました。状態により異なりますので、様子を見ながら削りすぎないようお気をつけ下さい。
研磨によるホコリを取り除いたら、ビボスを塗布します。
蜜ろう成分が底に沈殿しやすいので、割り箸などでしっかりかき混ぜてからご使用ください。
※寒くなると沈殿した蜜ろうが固まってしまう場合があります。その際はぬるま湯に瓶を入れて少し温めてからかき混ぜてください。
発火の恐れがあるため、直接火にはかけないでください!火気厳禁です。
前回のドライアデン同様、こちらも食器用スポンジを使用して薄く均一に塗っていきます。
少量でよく伸びますので最初からつけすぎず、様子をみながら行ってください。ダイニングテーブルのように平面であれば塗り広げればよいですが、窓枠の場合は壁や床に垂れてしまうこともあるので要注意です!(心配な場合は養生を強化しましょう)
塗布後10分ほど浸透させ、ウエスで余分なオイルを拭き取り12時間以上乾燥させれば完成です。
しっとりと滑らかな質感に仕上がりました。
無塗装時はすぐに染み込んでいった水滴も、ビボス塗布後はしっかりはっ水しています。
また無塗装の状態より静電気防止効果もあるので、埃よけにもなります。
※注意
ビボスを塗布したウエス/スポンジは、製品中に含まれる亜麻仁油により自然発火する恐れがあります。
使用後はすぐ水に浸し、軽く絞ってから処分してください。
(製品自体が自然発火することはありません)
・子供の手の届かない所に保管してください。
・火気のあるところでの塗装はお止めください。【消防法:危険物第4類 第2石油類】
経年とともにオイルや塗料でメンテナンスをしつつ風合いを変えてみると、お部屋もまた違う一面を見せてくれるのが無垢材の楽しいところです。
今回使用したビボスは、浸透性オイルや蜜蝋ワックスが塗られた家具や床のお手入れでも、オイル塗装とワックス掛けが同時にできる優れもので、高い安全性で小さなお子さまや食品がふれるようなテーブルや家具にも使用可能。オイルより乾燥時間が短いので、キッチンや脱衣所など、はっ水性を高めたいところの定期的なメンテナンスにもおすすめです。
次回Vol.3の更新もお待ちください。