「脱炭素」スイスに学ぶ木造建築の未来 オンラインエコバウ建築ツアー2021
「脱炭素」スイスに学ぶ木造建築の未来 オンラインエコバウツアー2021
【日時】2021年11月25日(木)16:00〜17:30
【形式】オンライン配信(ZOOM)
【費用】3,000円
お申し込みは下記Peatixページへ
https://ecobautour2021.peatix.com/
スイスより中継で滝川さん、建築家シュミット氏が参加
当日はスイスの木造建築の最新情報を動画で視聴いただき、環境ジャーナリスト滝川薫さんによる解説プレゼンを予定しております。持続可能な建築にチャレンジし続ける、建築家のシュミット氏も当日質疑応答に参加し、エコロジー先進国スイスの木造建築の最新を知り質問できる、またとない機会です。
①環境エネルギー局オフィスビル(建設現場)
2021年秋入居予定の環境エネルギー局の新社屋。自治体は市民や民間の模範機能を果たすため、自治体の建設する建物は持続可能な建築の模範である必要がある。バーゼル都市州の新しい環境エネルギー局の建物は、エネルギー面、建材面、土地利用面でも模範的な建物である。旧市街に接する8階建ての木造ハイブリッド構法(ブナ材とトウヒ材)、ZEBでミネルギー・A・エコ認証、持続可能な建材・構造(木、粘土、ウールフェルト、リサイクルコンクリなど)、都市部でのファサードへの太陽光発電パネルの利用と自家消費、地域熱供給、省エネと自然光利用、雨水利用、夜間冷却・・等。建築は、バーゼルの建築家のJessen Vollen Weider
②シェアーホルツバウ(中大規模木造会社)
地域密着の中規模な木造会社(社員80人程度)で、ラーメン構法発展形のパネル構法。戸建てから集合、公共建築まで、様々な地域の需要に対応できる企業である。太陽光発電で消費以上の電力を生産し、残材で地域に熱供給も行い、地域企業としてのリーダーシップを担う。最も一般的な木造パネル構法を手がける木造会社ではあるが、若手大工の育成にも熱心であり、エコ建築を得意とする。
③ネーニコン村の集合住宅
ストローベイルのパイオニア建築家であるシュミード氏による、工場跡地の再開発。エコロジカルなコミュニティとしての集合住宅で2019年竣工。壁厚90㎝の藁断熱による木造で、白い漆喰壁と藁、木、土壁の組み合わせたバウビオロギー住宅である。省エネ性能は元よりエネルギーの自給自足を実現する。
◆エコバウ建築ツアーという取り組み
エコバウ建築ツアーは、エコロジー建築の先進国であるドイツなど諸外国へ行き、日本の建築家の方々に会い、実際にエコロジー建築を見てもらうことで、エコロジーについて理解してもらうツアーです。20年以上続くこの建築ツアーで、これからの建築になぜエコロジーとバウビオロギーが必要なのかを知る場として、累計600人以上の建築家に参加いただきました。私たちは、このツアーを通して日本の住宅のエコ推進を目指しています。
◆これまでのエコバウツアーレポート更新中