【EU視察2024レポート】Day1.ケルンメッセ展示会
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コラム
シュタイコ
レームファルべ
EUの視察に行ってきました
4月26日〜4月30日にかけてイケダコーポレーション社員でエコロジー先進国EUの視察に訪れました。
飛行機と新幹線で東奔西走する慌ただしい旅、途中ハプニングもありましたがなんとか無事に目的を完遂して帰国しました。
まずは1日目、ケルンで開催された展示会の訪問レポートをお届けいたします。
FARBE, AUSBAU & FASSADE 2024
ドイツのケルンメッセにて4月23日〜4月26日の期間開催された「FARBE,AUSBAU & FASSADE 2024」
直訳すると「色、拡張、外観」。さまざまな内外壁を彩る塗料や塗材が展示され、最終日ということもあって活気に満ち、またテーマが「色」ということとヨーロッパらしさも相まってカラフルなブースが並びます。
その中でも一際目を引く鮮やかさ、今回の旅の大きな目的であるレイノス社のブースへ。
後日、本社へお伺いさせていただくため、ここではご挨拶まで。
広々としたブースに、弊社で取り扱いを始めた天然粘土塗料レームファルべ、着色顔料カラーピグメント以外にもさまざまな製品が展示されていました。天然成分だけでこの鮮やかな発色、外壁用に木部だけでなく鉄に塗れるものもあるそうです。日本の気候・風土でも使用できるか、今後取り扱いになるかなどは今はまだ申し上げられませんが、さまざまな可能性にワクワクする素敵な展示でした。
次にスイス漆喰・HAGA製品のブースへ。
こちらは日本でのイケダコーポレーション同様、ドイツでの販売を行っている企業さまによる出展でした。
歴史的な建築としてのスイス漆喰はもちろんのこと、近年は焼成せずに製造できるローエネルギーの面から粘土はやはり注目度が高いようです。展示している意匠は再現性が高い仕上げの印象、3月にJAPANSHOPで展示したレームプッツのブース写真を見せると「日本人らしい繊細な技で素晴らしい」と興味津々な様子でした。
余談ですが、会場を歩いているとバケツを持って歩いている方があちらこちらに。ブースへの来場特典でショッパーやエコバッグの代わりに配られているものだとか。職人さんは持ち帰ったのち現場で使えるので嬉しいですよね。会場内でも目立つのでブランディングとしても上手い戦略だと思いました。
日本でこの大きさをお配りしたら、持ち歩く方も周りからも「邪魔」と言われてしまいそうな気もします・・・が、今後の参考にしたいです。
最後は木繊維断熱材のシュタイコ社ブース。
今回の展示会テーマは意匠メインなので、断熱材であるシュタイコブースは控えめです。シュタイコ社も後日訪問予定のためご挨拶まで。いつも明るく迎えてくださるシュタイコスタッフの皆さまです。
イケダコーポレーションもシュタイコで何度も国内の展示会に参加させていただいていますが、断熱材なので通常は表に見えるものではないこともあり「なんだこれ?」という物珍しさで立ち寄ってくださる方が大半です。しかし既にシェアの規模が日本とは桁違いのエネルギー先進国ドイツ、立ち寄られる方は知った上でお話をしに来ている方が多い印象でした。
現状の日本における木繊維断熱材の立ち位置について「私たちも通った道なのでよく分かる、今が踏ん張りどきだ」とサポートいただいているので、着実に一歩ずつドイツと同じステージにまでシュタイコの認知&シェア拡大を引き続き頑張りたいと改めて感じました。
まずは1日目、ケルンの展示会訪問でした!
全体的に営業マンよりも職人さんが直接自分たちの目で素材を吟味しに来ているといった雰囲気が日本よりも強かったです。
おしまいに対岸に望むケルン大聖堂。
観光に立ち寄る暇はありません、移動続きの弾丸旅は始まったばかりです。
2日目、シュタイコ社ポーランド工場見学の様子はこちら