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REACH規則について

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    リボス自然健康塗料

 

REACHがスタンダードに

「REACH(Registration,Evaluation,Authorisation,Restriction and Chemicals)」とは、欧州において2006年12月より新規制定された化学物質管理における法規制です。EU域内で製造または使用される化学物質はRegistration(登録)、Evaluation(評価)、Authorisation(認可)、Restriction(制限)の義務が課されることになりました。

 

現在、欧州ではメーカーにおいて「REACH」はスタンダードとなり、化学物質のリスクは低減しています。

 

日本でも化学物質が人体や環境に与える危険性に徐々に注目が集まり、脱プラスチックや環境ホルモン問題が毎日のように取り上げられています。今後ますます、日本の住まいに使用される建材や建具に関する基準が厳しくなることが予想されるでしょう。

 

弊社は、1991年よりリボス自然健康塗料をはじめ、ヨーロッパの厳しい基準を満たし「化学物質」を一切含まない自然素材製品の取り扱いを始めました。

 

そして、日本ではまだ「REACH」に関する情報が少なく、法規制が開始される以前の2005年に専門知識を有する博士を招き、セミナーを開催しました。

 

当時のリボス社 フィルブリッヒ博士によるセミナー内容をご紹介します。

 


 

REACH(リーチ):ヨーロッパ化学物質に対する新しい法律
By R.Filbrich博士(リボス社)

2005 .February@東京オフィス

 

 

日常、私達が使う沢山の製品に有毒化学物質が隠されています。赤ちゃんの哺乳瓶や、スキンクリーム、新しいTシャツなどにさえです。過去何十年にもわたって、私達の体はこれらの有毒な化学物質を吸収し、結果として高い確率でガンやアレルギー、不妊症などに晒されています。私達は、これらの有毒化学物質について、ほとんど知ることができません。少なく見積もっても、95%の化学製品の基本的な情報をさえ無いのです。そんな状況から、ヨーロッパの政治家はこの状況を変えることを決断しました。2006年、化学物質に対する新しい法律であるREACH(登録、評価、認証制度)をスタートする法律化する予定です。この新しい法律により、ヨーロッパの市民と環境は、有毒化学物質に対してより安全になるはずです。

 

REACH(化学物質管理法)概要

(REACH目的)

過去50年、化学メーカーは古い化学物質が起こす問題を避けるため、30,000種類もの新しい化学物質を市場に出しました。それらは、環境への影響や健康への危険を全く検証されていません。REACHとは全ての化学物質を「登録」「評価」「認証」する制度で、法律も3つの部分に分かれています。

 

(登録)

 

1tを超える量の化学物質を製造する化学メーカーは、その化学物質について、最も重要な情報を開示しなければならない。生産量が増えるに従い、より多くの情報の開示を法律により要求される。特に、危険な化学物質はより多くの情報開示を要求される。

 

(評価)

 

ヨーロッパの化学物質の専門家が開示された情報を検証する。検証の結果、その化学物質が販売されて良いか、発売禁止か判断する。

 

(認可)

 

有害物質の危険性が管理可能な範囲で、社会的に必要性が高いと判断された場合に限り、特に危険な化学物質でも使用可能と判断する。

 

特に危険な化学物質とは?

●発がん性物質、催奇性物質、生殖障害性物質(CMR物質)
●生分解せず、高等生物に蓄積される物質、有毒物質
●生分解せず、高等生物に蓄積される物質、有毒とは証明されていない物質
●環境ホルモンに関係するもの

 

 

スケジュール(2006年スタート)

 

スケジュール 執行対象物質
3年以内 CMR物質(発がん性、催奇性、生殖異常性物質)
3年以内 生産量が1000トンを超える化学物質
6年以内 生産量が100トンから1000トンの化学物質
3年以内 生産量が1トンから100トンの化学物質

 

この新しい法律は一歩ずつ執行されます。環境への打撃が大きいことがわかっている物質や、大量に製造されるものほど、優先度をもって法律の対象となります。遅くとも11年後までに、全ての化学物質が登録されるはずです。

 

 

【過去の化学物質の事件】

 

1976年 7月 イタリア SEVESO ダイオキシン流出
1986年 1月 スイス バーゼル 化学工場での火災 除草剤、殺虫剤、溶剤、有機水銀化合物
1980年 中旬 ドイツ 木材防腐材メーカー裁判(LINDAN、PCPなど)
1993年 2月 ドイツ 化学メーカー HOECHSTにて爆発
1990年代 全世界 有機すず化合物(歴史上最も有害な化学物質で、人間や動物のホルモンへの影響がある)

 

残留物質が確認されている・・・ 魚の缶詰・織物・布・おもちゃ
発生原因物・・・防食塗料(さび止め塗料)・PVC製品

 

REACH法律の影響

化学物質を有毒かどうか試験するためのコストは、100,000ユーロ(1,300万円)とも言われています。これは小さな化学会社が負担できない金額です。つまり、将来は大きな化学メーカーだけが製品を市場に出せる状況となります。少量生産の化学メーカーは、試験費用が高額のため試験しようとはせず、結果として市場から消えていくでしょう。全ての隙間市場で使用される、特殊な化学物質も市場から消えていくはずです。法律が例外を作らない限り、少量の革新的な化学物質は開発されません。

 

 

Rシンボル ― REACHに替わるか?

“Rシンボル“制度は、環境問題に関心を持つドイツの組織である”ARGE KdR“によって考案されました。この制度の目的は、環境に安全な気候に影響を与えない製品の発展と促進です。2002年ドイツ政府は“ドイツの展望”という出版物を発行しました。そこには、天然成分の製品の使用が推奨されており、この新しい戦略は、国民に考え方や消費する製品を変えることを要求しました。“ARGE KdR“は、”Rシンボル“を使うことで、どの製品が環境に安全かを、消費者にわかりやすくしようとしたのです。従って、ARGEにとってのゴールは、全ての製品のカタログからのデータを集めて、どの天然原料の建材が最も安全で良い物であるかを証明することです。

 

このため、ARGEは建材メーカーに製品について成分完全明示での高いレベルの透明性を要求しています。メーカーは、アレルギー、免疫性疾患、化学物質過敏症で悩む人たちのために、製品に含まれる有害物質についての情報を提出する必要があります。

 

“Rシンボル“による消費者の保護 ― 消費者にとって、わかりやすく、安全な製品選びのために

■ “Rシンボル”では、国際的な化学物質管理番号CAS-No.と共に製品の完全成分明示を提出した製品だけが認証される。
■ “Rシンボル”認証製品では、全てのCMR物質(発がん性、催奇性、生殖異常性物質)はに、新しい法律であるREACHに従って指定の印をつける。
■ 石化成分、鉱物/金属成分、天然成分に分けて、製品がどんな成分を使っているのかを見分けることが出来る。
■ 赤  ― 石化成分
  黄色 ― 鉱物/金属成分
  緑  ― 天然成分
この色分けにより、一般消費者でさえ正しい製品の選択を容易にします。

 

※現在はRシンボルは廃止、REACH規則に取って代わっています。

 

自然塗料の新しい発展

世界的に自然塗料は、ドイツはもちろん世界的にますます需要が高まっています。自然素材を使用する理由は多様です。

■消費者と施工業者にとって健康だから
■環境への危険性がない
■人間の健康にとって危険性がない
■廃棄物に問題が出ない

自然塗料の原料は、数百年前から環境と人間に効果があるとして知られています。一方、消費者は天然成分の技術特性を考慮する必要があります。

■撥水性
■化学物質への耐性
■気候への耐性
■適合性

 

自然塗料の密着を良くするためには、小さな亜麻仁油の分子が木に浸透し、直接作用することが必要です。浸透した亜麻仁油は、木と作用し新しい物質を造ります。つまり、リボス自然健康塗料は、アクリル塗料や水性塗料のように表面に皮膜を作るだけでなく、木と非常に強く密着します。製品テクニカルデータに従って、正しく塗られたリボス自然健康塗料は絶対にはがれることはありません。ラッカー塗料のように密閉する皮膜を作らないため、リボスで塗装された表面は傷が入ったり、痛んだ場合でもメンテナンスが簡単です。

 


 

2005年時点の情報のため、最新情報については下記サイトなどでご確認をお願いいたします。

(参考URL)

化学物質管理の情報サイト~化学物質と法規制研究所 REACH規則とは

環境省 「REACH関連情報

 

 

 

 

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