第1回 レームプッツ施工講習会レポート
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レームプッツ
2024年5月10日(金)に東京にて開催された第1回レームプッツ施工講習会の様子をお届けいたします。
今年3月、東京ビッグサイトにて開催されたJAPAN SHOP2024でお披露目となりご好評いただいた「スイス粘土壁材・レームプッツ」
その講習会が早速開催されるとあって、全国から土や粘土による意匠に興味を持つ職人さんが集まりました。
有限会社八幡工業さまご協力のもと、今回はカスタムシリーズから2種類、砂利などを入れて地層の断面をイメージした「CHISOU」と、丸ノミで大胆に壁表面を削った「EGURI」を作成していただきました。
まずは土台作りから。
粉末状のレームプッツに、仕上がりイメージに合わせて骨材や砂利をブレンドし、水を加えて攪拌します。
(レシピは講習会にご参加いただいた方のみへのお渡しなので極秘です!)
レームプッツは天然顔料による既調色で全10色。一般的な土色以外にもピンク、緑、青などカラフルなところが欧州らしく、これまでの日本の土壁とは異なるポイントです。樹脂なども一切入っておりません。
カラーに加えて粘土ならではの可塑性により、高い意匠性でさまざまな表現をすることが可能です。
粘土なので粘り気があるのと、デザインをつけるための厚みを要します。さすが左官職人の皆さま、迷いのない慣れた手つきで用意された壁面に粘土を塗りつけていきます。
「EGURI」では表面を平らにしたのち、さまざまな工具を用いて「えぐり」ながら自由に仕上げていきます。
「CHISOU」はまた違った塗り方・質感の出し方をしますが、アイデア次第でさまざまな意匠が可能なので、今後どのような作品がお部屋を彩るのかを想像すると大変楽しみです。
参加者の皆さまによる、個性あふれる素敵な石板が完成しました!
天然粘土を主成分とするレームプッツは、意匠性はもちろんですが粘土による調湿・消臭効果、静電気抑制効果や、防音・防火にも優れています。
4月末にイケダコーポレーション社員数名で欧州視察に訪れましたが(そちらのレポートも近日公開予定です)、ケルンの展示会でもレームプッツが大きく紹介されておりました。「人類最古の建材」と言われる粘土、お城などにも昔から使用されてきましたが、改めて環境配慮や住む人の健康面からも今後ますます注目が期待されます。
第1回レームプッツ施工講習会、あらためてご参加いただいた皆さま、ご協力いただいた八幡工業さま、ありがとうございました。
今回ご都合が合わなかった方やこれを機にご興味いただいた方も、次回開催を楽しみにお待ちください。
レームプッツに関するお問合せ
株式会社 イケダコーポレーション東京オフィス
担当:藤田
➿090-9866-2443
✉︎fujita@iskcorp.com