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とうほく走り描き‖第35回 『経営の安定と夢めざし』

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とうほく走り描き35回イラスト

第35回 『経営の安定と夢めざし』

伊藤博一さん(ナチュラル工房 有限会社伊藤住宅

 

4月は、4年連続となる山形・温海さくらマラソンに出場。激しいアップダウンの山道30㎞を3時間13分で完走、同コースの自己ベスト3時間5分に次ぐ好タイムだ。練習不足だった昨年は3時間29分。走った後の疲労感も全く違う。アマチュアランナーのコンディションは一進一退だが、同じレースを走ると1年間の練習レベルが、はっきりとわかる。

 

東北6県を営業担当しているため、年に1回程度の訪問という得意先も多く、ナチュラル工房有限会社伊藤住宅・伊藤博一さんもそういうお客様だ。無垢床の塗装にはリボス自然健康塗料の製品をご採用、2012年には当社主催のドイツ建築視察ツアー・エコバウツアーにもご参加いただいている。2009年に先代から社長を引き継いでから「会社をつぶさない」ことを考えてきたという伊藤さん。とあるフランチャイズに取り組んだことが、経営の安定化につながったという。自由設計の注文住宅と比べると、お客様との打ち合わせや設計・見積もりが効率よく進み、利益確保につながる。昨年訪問した際に拝見したフランチャイズブランドの住宅内覧会では、営業の堅調さがうかがわれた。 フランチャイズのノウハウを存分に利用して、利益を出していくのも経営手腕だと思うが、伊藤さんの目線はさらに遠くを見据えている。

 

ほんとうに建てたい住宅は規格型ではなく、あくまで自由設計。父親が大工、自らも大工経験があり在来木造に精通。日本の建築特有の室内と屋外の関係づくりなどもヒントに「暮らしを楽しめる」空間を創りたいと話す。家族経営だった会社も、今では社員が6名。全員が同じベクトルで仕事をするのに何が必要か、会社理念についても思案を重ねるこの頃だ。訪問する度に、会社が成長している印象があり、きっと「地域の人たちからの見え方も以前と違ってきているのでは?」と問いかけると「1日1ミリでも前に進もうとやってきた」と伊藤さん。1年後は、きっとさらに鍛えられた姿を見せてくれることだろう。次回の訪問が楽しみである。

 


〈筆者プロフィール〉

中島信哉:株式会社イケダコーポレーションの営業として、
現在は東北6県と北海道を担当。仕事のかたわら始めた
サインペン画やマラソンが話題に。

中島さんプロフィール画像


 

【2017年5月 北海道住宅新聞掲載】

 

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