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とうほく走り描き‖第9回 『美術館で展示会!新しいアイデアで市場を切り開く』

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とうほく走り描き9回イラスト

第9回 『美術館で展示会!新しいアイデアで市場を切り開く』

深川 里香さん・本田 幸枝さん (カラーワークス青い森

 

2 月〜3月、東北・北海道の住宅資材業界は展示会シーズン。札幌を皮切りに、弘前・仙台・秋田・北上・十和田とツアーのように出展が続く。この時期、過去最高10.7倍の抽選倍率となった東京マラソンをはじめ、全国で面白そうなレースが目白押しだが、しばらく出場はおあずけだ。

 

2月上旬、八戸の「カラーワークス青い森」を訪問した。カラーワークス青い森は、塗料販売店・佐々木塗料株式会社の一部門で、弊社のリボス自然健康塗料スイスウォールのほか、イギリスブランドの 「ファロー&ボール」、全米ナンバーワン「シャーウィンウイリアムス」など、特色ある仕上げ材が商材。深川さん、本田さんの二人の専任女性スタッフが、地域ビルダーや設計事務所に特化してPRする。塗料販売店としては全国でも珍しい営業スタイルだ。

 

深川さんは、地元の建設会社勤務を経て、カラーワークス青い森へ転職10年目。お客様向けの勉強会では、自ら施工実演もする行動派。写真仲間と展覧会を開くほどのカメラの腕前の本田さんは、地元の住宅会社からの転身で入社7年目。細やかなセンスで展示ツール、営業ツールを自作している。二人の親しみやすさも手伝い、ビルダーの女性スタッフや、女性デザイナーとの交流の和も広がってきているようだ。取り扱い商材はどれもユーザーの満足度が高いが、誰もが飛びつく商品ではないため、PRはいっしょにあれこれと知恵を絞ってきた。「壁のデザイン展」のタイトルでイベントを企画、十和田現代美術館の展示室の壁を実際に塗装してお客様に見ていただいたことも。今回の訪問目的も展示会シーズンにあわせた販促企画の相談だ。

 

2月上旬は、地元仙台の人気レース「杜の都ハーフマラソン」のエントリーも始まった。昨年までは先着順だったが、今年は、一定数を先着受付のあと、残りは抽選。先着枠は、ネットでの受け付け開始2時間でいっぱいになったそうだ。わたしが初めて出場した2012年は、エントリー期間中に定員に達せず、二次募集があったほどだから、いかに急速に市民マラソンがブームとなってきたかがわかる。今年の展示会のスタートとなった札幌の会場では、主催の建材商社がリボス自然塗料で塗装済みの無垢内装材・無垢建具を自社ブランド商品として発表。以前は考えられなかった試みだが、来場者の反応も上々だったとのこと。

 

まだまだビニルクロスや複合フロアが一般的な内装仕上げで、どちらかと言えば男性社会の住宅業界だが、急速に人気沸騰のマラソンレースのように、より多くの女性が働き、普通に自然素材が使われる日も、遠くないかもしれない。

 

 


〈筆者プロフィール〉

中島信哉:株式会社イケダコーポレーションの営業として、
現在は東北6県と北海道を担当。仕事のかたわら始めた
サインペン画やマラソンが話題に。

中島さんプロフィール画像


 

【2015年3月 北海道住宅新聞掲載】

 

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