コラムNo.05|「暮らしを楽しむ」
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コラム
「暮らしを楽しむ」〜家族が自然とコミュニケーションできるお家〜
家づくりのゴールは「家の完成」ではなく、その先にある「幸せな暮らし」。
前回、「住育」の視点から暮らしを楽しむための家づくりのポイントをお話しました。
今回は、お家の完成から6年が経ち、楽しい家づくりの思い出と共に
3人の子どもを育てながら日々の暮らしを楽しんでいらっしゃるOさん宅をご紹介します。
こちらが群馬県伊勢崎市にあるOさん宅。
スイス漆喰カルクウォールの白がパッと目を惹くオシャレな平屋のお家です。
なんと、たまたまご主人さまの単身赴任でやってきた土地で、
スタジオ・ノームさん(http://www.gnomes.bz)と出会ったことから
「自分たちの家がほしい!」という想いが芽生えたそうです。
この会社なら、自分たちの理想の暮らしが手に入ると直感したそうです!
まさに、運命の出会いだったんですね〜!!
そんなOさんの人生を変えたスタジオ・ノームさんの家づくりのコンセプトは、
「ただ住むためにある家」から「暮らしを楽しむためにあるおうち」へ。
ハワイ語で「家族」を意味する OHANA HOMEは、
お家が完成したその先もずっと、家族や親戚のようにつながりを大切にしながら
何世代も受け継いでいける価値ある家づくりをされています。
ただいま〜と帰りたくなるお家
早速、中に入らせてもらいましょう。「お邪魔しま〜す!」
ん〜、開放感のあるLDKが気持ちいい〜!
隅々まで光が差し込んで笑い声も心地よく響き渡る広々空間です。
大きなハンモックが「おかえり〜」と出迎えてくれているようで居心地抜群!
家族が自然とコミュニケーションできる工夫があちらこちらに散りばめられていますが
Oさん宅の子育て環境を「住育視点」から間取りポイントを3つ探してみましょう!
① 廊下をつくらない
玄関を入ってドアを開ければいきなりリビング!
ただいま〜と帰ってくる子どもたちの顔をすぐキャッチできるようになっています。
今日は学校で嬉しいことがあったな〜なんてことも顔を見るだけですぐわかっちゃいます。
廊下からそのまま子ども部屋に入れるつくりだと、
子どもって特にお母さんには心配かけないように顔を無意識に整えてきちゃうんですよね。
塾から帰ってきたら、外遊びから帰ってきたら、、それもおんなじです。
間取り的に難しい場合は玄関開けたら音が鳴る仕掛けをしてみてはいかがでしょう。
廊下をつくらないことで家族の距離を縮めることが出来るんですね〜
② オープンな間取り
トントン・・・
夕食の準備をしながら、お子さんと自然とコミュニケーションがとれる仕掛けがこちら。
プライベートは守りながらやんわりと空間がつながっている次女Kちゃん勉強スペースです。
ふっくらとした丸みのあるデザインがとっても可愛い空間ですね。
リビング学習のように生活音のする場所で勉強した子は集中力の高い子に育つんですよ〜!
③部屋の空気を良くする
家は子どもたちにとって心身を休め育むための大切な場所です。
Oさん宅では、すべての部屋に呼吸性のある自然素材のオガファーザーを貼っています。
ウッドチップと紙で作られているので人にも環境にも優しい壁紙です。
そして、木の呼吸を妨げない浸透性の自然塗料リボスが塗られています。
赤ちゃんが舐めても大丈夫というほど安全性の確かな亜麻仁油を主成分にした植物油です。
まるで森林浴のようにリラックスした気持ちになれるのは自然素材ならではですね〜
最後に、、、
ご夫婦揃っての家づくりのこだわりは、「自分たちでやってみたかった!」ということ。
やりたいことすべてを「いいよ〜!」と言ってやらせてくれたスタジオ・ノームさんとの
楽しかった家づくりが終わりに近づくと寂しい気持ちになったと笑って話すOさんママ。
もちろん壁のペイントも一緒に塗ったそうです。
自分たちで手をかけて仕上げた家は何年経っても愛着がありますよね。
そんなOさん宅で、何やら家族会議が行われていました。
「長女Mちゃんのお部屋の壁を塗り替えよう!」ワクワク企画です。
さぁて、どうなることでしょうか? 次回、この続きをお楽しみに〜!!
著者プロフィール
暮らしプランナー 田村美奈子 One’s work代表
(住育アドバイザー/インテリアコーディネーター/ライフオーガナイザー)
ママは太陽!をコンセプトに「食育×住育」視点から、お家がパワースポットになるライフスタイルを提案している。