レポート|オガファーザー施工講習会 at 東京
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セミナー
オガファーザー
今年7月に鹿児島、福岡で行われたオガファーザーの基礎知識と施工技術習得スキルアップ講習会「オガファーザー施工講習会」が、好評のため第2回として11月27日(月)に東京にて行われました。講習会を受講し技術の習得をしていただいた方にはイケダコーポレーションより修了証を交付、またホームページにて「オガファーザー推奨施工業者」として掲載、オガファーザー施工をご希望のお施主様のご紹介などさせていただきます。
協力:三多摩室内装飾事業協同組合、ウォールボンド工業株式会社
講師:三上和徳 一級技能士 ウォールボンド工業施工アドバイザー
をお迎えし行われた東京会場での講習会の様子をレポートいたします。
・開催概要
今後の紙クロス需要について
まずはオガファーザーについて、弊社副社長の加藤より改めてご紹介いたしました。
最近はSDGsの観点から検索して見つけていただいた方、また建築系インフルエンサーなどに取り上げていただくなど、そこからのお問い合わせも増えております。しかし現状ではビニールクロスとは違った特性を持つ「紙クロス」の施工を自信を持っておまかせできる業者様がまだまだ少ないこと、それを打開し必要とされている方に安心して使っていただける環境を整えるために、今回の講習会の開催に至った旨をお伝えするところから始まりました。
脱炭素化にむけて全ての住宅で高気密・高断熱が当たり前になっていく建築業界、Z世代の今までとは異なる価値観での施工要望。エコロジー先進国と同じ市場に、日本も今後ますます踏み込んでいくことを見越し、ドイツで当たり前のように使われている「紙クロス」の特性をご理解いただいた上で、求められるより先に積極的に施主様にご提案していただけるようにオガファーザーを広めていきたい、ひいては業者様の仕事にも繋げていただきたいという思いを語りました。
壁紙の特性
次に一級技能士でウォールボンド工業施工アドバイザーの三上先生より、オガファーザーだけではなくビニールクロスも含めた「糊付けした際の壁紙の特性」について講義です。種類による縦横の伸縮率の違い、糊との相性、それに合わせた施工の注意点などを実演で分かりやすく解説いただきました。
オガファーザー施工に不可欠なウォールボンド200とシーラーについても、成分や特性、塗り方について詳しくご説明。技術だけでなく製品についての理解が仕上げを大きく左右する要因となることを再認識しました。
施工実習
いよいよ実践です。三上先生による実演の後、用意された壁面に貼っていきます。
参加者様には普段から実際にオガファーザーを施工されている方、まだ試されたことのない方、また壁紙施工をこの機会に自社でできるようにと学びに来られた方などさまざまでした。三上先生含め数名の技術指導の方が丁寧に教えてくださるので、それぞれの技量に合わせてしっかり技術習得が可能です。
↑イケダ社員も挑戦!↑
●オガファーザーならではのPOINT
①突きつけ貼りで施工。
②ローラーパケは材料を傷めないように柔らかいものを使用、斜めに構えて優しく縦方向に撫でるだけ。
③テーパーローラーは円錐型、強くかけすぎない。
※何度も擦ると紙クロスの表面が毛羽立つので、とにかく優しく!
弊社ホームページに施工要領書もございますが、他にも豊富な実務経験があるからこその細かなアドバイスが随所で聞けるので、ぜひ次回以降の施工講習会にもさまざまな方にご参加いただきたいです。
開催が決まりましたらこちらのコラムやメルマガ、また営業担当等からご案内いたします。
最後に透湿性のある自然塗料で「オーガニックフィニッシュ」の仕上げも行なっていただきました。
(本来はオガファーザー施工後、1日乾かしてから塗装します)
全ての工程を終了し、無事にご参加の皆様「合格」です!
後日、受講修了証の交付と弊社ホームページ「オガファーザー推奨施工業者」へ掲載させていただきます。
ご協力いただきました三多摩室内装飾事業協同組合様、ウォールボンド工業株式会社様、誠にありがとうございました。
またご参加くださいました皆様も、オガファーザーへ熱心なご興味と積極的なご質問などで講習会を盛り上げていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
今後も全国各地で実施し、オガファーザーと共に人にも地球にも優しい内装仕上げを日本国内に広めていきたいと思います。