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とうほく走り描き‖第60回 株式会社リノスタイル 

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とうほく走り描き60回イラスト

第60回(株)リノスタイル 代表取締役小笠原雅也さん

 

初夏の風物詩「仙台国際ハーフマラソン」。

 

今年も1万人超が杜の都を駆け抜けた。

 

県外からの参加も多く経済効果ももたらすが、ランナーは単純に、

レースと人との交流を楽しんでいるだけである。

 

私も沿道で応援、仙台の街は緑が多く、屋外での活動も心地よい季節だ。

工務店の仕事の流れで、施主から庭や外構など屋外空間の相談を受けることも

よくあると思う。

 

岩手県・盛岡市で戸建・マンションのリノベーションを専門とする

株式会社リノスタイルの小笠原雅也さん。

 

先日訪問したときも「ちょうど、聞きたいことがあった」と

屋外用の木製テーブルの塗装について相談された。

 

地元盛岡の出身で顔も広く、今回の相談も知人からの紹介だという。

7年間の大工の経験があるからか、材料を自分で触ってみることに全く抵抗がない。

 

面談時にお勧めしたリボス自然健康塗料の内装用水性塗料にも興味津々だった。

 

同席された自社のスタッフへも「こういうのは、自分で一度やってみるといい」と、

手を動かすことを促す。

製品のクォリティについてメーカー情報を鵜呑みにせず自ら確かめる姿は、

営業の立場からはとてもありがたく、頼もしい。

 

お施主さんとの関係も、どちらが偉いということではなく、なるべくフラットで

いたいと小笠原さん。

 

例えば、作り方をレクチャーしながら、お施主さんと「一緒にウッドデッキを

作ったりするのも、楽しそう」と話す。

 

人懐っこく友達も多そうな小笠原さんだが「町おこし」「地域の活性化」などを

大義名分に、少し構えた集まりには、あまり興味が湧かないという。

 

街の記憶をつなぐ資産とも言える既存住宅に、新たな価値を加えるリノベーション

そのものが地域性を持つ仕事であり、さらに庭は、住宅と地域社会との接点でもある。

 

小難しい理屈は無くとも、きっと小笠原さんが携わるひとつひとつのリノベーションが、

自然と住み心地の良い地域づくりにつながっていくことだろう。

 

【2019年6月 北海道住宅新聞掲載】

 

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