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エコバウ建築ツアー2023レポート -Day2-

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    スイスウォール

    エコバウ建築ツアー

第26回エコバウ建築ツアー2023、2日目のレポートです。

 

1日目はコチラ

 

 

Day2 ①ホルガー・ケーニッヒ氏講演

「欧州およびドイツにおける建築環境政策の最新動向」

まずはホルガー・ケーニッヒ氏による講演からスタート。

ケーニッヒ氏には2004〜2015年の長きにわたり、このエコバウツアーのツアーコーディネートも務めて頂いておりました。先代社長と親交深く、イケダコーポレーションの取り組みを支えて下さっているお一人です。前日の夜にはケーニッヒ氏のご家族も交えてツアー参加者の皆様と懇親会でお食事もご一緒致しました。

 

今回の講演は「欧州およびドイツにおける建築環境政策の最新動向」について。国民の省エネ思考も大きく変わっていること、省エネ・再エネ・エコロジーの三領域をバランスの取り方と、その上での持続可能な社会作りが重要であることをお話しいただきました。

 

「今日の建築は次の世代への責任」

 

日本でもこうした意識をより向上させるにはどうすればよいか?改めてイケダコーポレーションの理念と、それに賛同いただく皆様との協力関係を今後より強固にしていく必要性を実感しました。

 

 

Day2 ②建築家ヘルマン・カウフマン氏による建築案内

 

 

ドイツからオーストリアへ移動して、ザンクトゲロルド村の歴史的な修道院へ。

ここからは建築家のヘルマン・カウフマン氏による建築案内です。この修道院はカウフマン氏により版築、木造、粘土塗り壁の改修が随所で行われています。

 

 

牧師さまのお話の中で印象的だったのが「とことん変人になれ!」というお言葉。人生において普通に生きるのではなく常に変人でチャレンジしていくこと、それが仕事にも建築にも、新しいことに取り組みより良くしていくためには大切であるとのこと。非常に古いこの教会を建てた最初の牧師は「変人だったから」ここだけの価値を築き長年布教を続けてきた、そのため改修の設計には「変人」のカウフマン氏に依頼したそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

次に訪れたのはヴァンダンス村、従業員300人の水力発電の電力会社ビルIZM

1Fはコンクリート、2〜4Fは総木造の混構造で、1万平米の床面積をもつパッシブ建築です。できる限り木を見せる、快適な空間を作りたい、社員が少しでも運動できるように階段は眺めの良いダムの位置に・・・などの工夫が盛り込まれており、図面を見ながらカウフマン氏が丁寧に解説してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

広々とした社内食堂からの景色も素晴らしい!また夜の外観も美しく、まさに環境に溶け込んだ建築でした。

 


 

最後にゲツィス村の会社福祉的な小規模木造集合住宅へ。

こちらは家賃450〜600ユーロの低所得者のための住宅としてカウフマン氏が設計した、移民や貧困層向けに建てられた木造集合住宅です。

 

 

 

 

 

 

木造建築で数々の受賞歴をもつカウフマン氏から直々にレクチャーを頂ける貴重な機会に、参加者の皆様も質問が絶えません。

 

 

2日目はこれにて終了。ドイツからオーストリアへの長距離移動もありましたが、束の間で3日目はスイスに突入です!

 

Day1

Day2

Day3

Day4

Day5

・Day6(更新までお待ちください)

 

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