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エコバウ建築ツアー2023レポート -Day3-

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    スイスウォール

    エコバウ建築ツアー

第26回エコバウ建築ツアー2023、3日目のレポートです。

この日はスイスに移動しての建築見学の1日となりました。

 

 

Day3 ①エシェンツ村の美しい戸建てZEH住宅

案内:建築家 トーマス・メッツラー氏

 

 

20年前から省エネ建築に特化した建築を手がける事務所の代表で建築家のトーマス・メッツラー氏案内のもと、お施主さまと一緒に戸建てZEH住宅の見学をしました。お施主さまは15年前からメッツラー氏の環境と省エネの家づくりを知っていたそう。200年前からの家族の土地への建築にあたって、環境負荷の少ない設計でメッツラー氏に依頼されました。

 

・脱炭素型のリサイクルコンクリート

・南面の屋根に太陽光パネル、ナトリウム蓄電池

・外壁は空気層のある断熱レンガ+カルクファサード仕上げ

・内装はカルクウォールと粘土壁

・窓はUA値0.5の木製トリプルサッシ

 

など、お施主さまの希望を叶えるための工夫が盛り込まれておりました。

 

 

 

 

 

 

 

設備だけでなく見た目の美しさも大事にしているのがメッツラー氏のこだわりポイント

 

 

 

 

 

 

 

仕上げの木はトウヒ・ナラ材を使用。

 

 

 

 

 

 

 

猫さま用の出入り口も気密性バッチリです♪

 

 

Day3 ②ヴィツィコン市の10世帯ZEB分譲住宅ソーラーパーク+

案内:建築家 フランツ・シュニーダー氏

 

 

木造省エネ建築を手掛ける設計事務所・アーレント事務所の建築家フランツ・シュニーダー氏の案内で10世帯ZEB分譲住宅ソーラーパーク+へ。

 

 

 

 

・太陽光ファサードと西日の全面ソーラーガラスで3〜10月は100%自家消費が可能

・地中熱ヒートポンプで1戸あたりの年間光熱費は日本円で約5万円

・電気自動車のシェアカー制度あり

・内装はHAGA社の粘土壁、透湿性のある壁内に冷水・温水を通す輻射空調

 

など、環境に配慮された設備や制度が採用されています。

 

 

 

 

 

こうした建築が増え、それを選ぶ人も増え、需要と供給でエコロジーへの意識がより活性化される事例のように思います。

スイスにおいて大工は人気職業ベスト20の常連で、大工人口の3/4が15〜34歳だそうです。ミネルギー専門家や木造エンジニアなどスキルアップの道があり、社会的価値も高いため子供たちにも人気の職業であるとか。

日本では職人の高齢化、担い手不足がますます深刻になると言われている中で、今後一層の国内でのエコロジー建築普及のためには待遇改善がやはり不可欠であるように感じました。

 

〜番外編〜

1枚目は宿泊していたオーストリア・ブレゲンツの大聖堂。これぞヨーロッパといった歴史と趣を感じます。

2枚目はスイスのシュタイン・アム・ラインを散策しながらのランチタイム。中世の街並みや壁画が美しいです。

 

 

他にも皆さま朝の自由時間などでヨーロッパの街並みを楽しんでおられました。インスタグラムの「#エコバウツアー2023」で検索してぜひご覧ください♪

 


 

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