お問い合わせ

資料請求

ご注文へ

COLUMN

コラム

エコバウ建築ツアー2023レポート -Day6-

  • コラム

    環境問題

    エコバウ建築ツアー

第26回エコバウ建築ツアー2023、6日目。いよいよツアープログラム最終日です!

バーゼル市内の持続可能な住宅地と、シュタイナー建築の総本山・ゲーテアヌムを訪れました。

 

 

Day6 ①バーゼル市内の持続可能な住宅地

 

500世帯規模の再開発地、エルレンマット・オスト地区の見学から。案内・解説は住民NPO協会のリーザ・ツィーグラー氏です。

地中熱ヒートポンプ、地域熱供給、電気も熱も再生エネルギー100%でミネルギー認定されています。無暖房でも暮らせるほどの快適性と、高速道路の近くでもしっかり防音された静かな環境です。また建物の持続性だけでなく、老若男女・人種問わず様々な方が暮らし、住民参加で共有空間の自治を行うなど、社会的な持続への取り組みも行われています。

 

 

 

Day6 ②シュタイナー思想の総本山・ゲーテアヌム

「自然は変化しながら発展していく」というシュタイナー思想のもと、自然の持っている成長力を建築として表現されています。自然界には直角がないので、外観も内装も直角を感じさせない特徴的な造りになっています。

 

 

階段の天井やコーナーも自然を感じさせる曲線的なデザイン。

 

 

 

 

ゲーテアヌム周辺に住む人々の家や焼却炉も、思想に基づいた設計になっています。建物だけを見ると一風変わった印象ですが、周りの木々や風景の山と合わさると自然に溶け込んでいるように感じます。

 


 

6日間の旅の様子は以上になります!

詳細に書くととても書ききれないほどの濃密な旅となり、ご参加いただいた皆さまからも非常に有意義な学びができたとご感想を頂いております。ご紹介したプログラム以外にも、各所で自由時間に街歩きやショッピングをしたり、懇親会を兼ねたお食事会などで初めてお会いした同士の参加者さまも親睦を深め、今後の日本における脱炭素化に向けて新しい関係を築かれたりされていました。

また、ヨーロッパの自然や街並みがとにかく美しい!この景色を守るためには環境への取り組みが不可欠です。ヨーロッパではエコロジーに対する意識が国民全体で日本とは比べ物にならないほど高く、それはこの美しさがあるからこそ、みんなで守っていきたいという意識につながっているのかもしれません。しかしそれは日本も同じで、守るべき素晴らしい自然や景観はたくさんあります。もちろん日本とヨーロッパでは経済や気候などさまざまな違いがあるため、ヨーロッパの建築をそのまま日本に持ってきても上手くはいきません。どうすれば日本におけるエコロジーの意識を変えていけるか、広めていけるか、考え行動し続けなくてはなりません。現在弊社の製品を取り扱っていただいている方々は、その中でもトップランナーであると思います。そんな皆さまのお力になれるよう、今後もより力を入れて取り組んでいきたいと思います。

 

簡単なレポートとはなりましたが、イケダコーポレーションの取り組みやヨーロッパのエコロジーな建築にこのコラムを通じてより興味をお持ちいただけましたら、来年のエコバウ建築ツアーに是非ともご参加いただければ幸いです。

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

そして改めて、エコバウ建築ツアー2023にご参加・ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!

 


 

Day1

Day2

Day3

Day4

Day5

Day6

 

RECOMMEND