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とうほく走り描き‖第31回 『設計から現場まであうんの呼吸で』

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とうほく走り描き31回イラスト

第31回 『設計から現場まであうんの呼吸で』

利部 菜穂さん(株式会社建築工房Answer

 

今回のNAHAマラソン(沖縄・那覇市)は過酷だった。12月としては沖縄でも過去最高の気温28℃という炎天下でリタイアが続出、例年70%程度の完走率も53%という低さだった。暑さを考えて前半はペースを押さえ、後半も適度に休みを入れる。ほぼイーブンペースで走りきり、制限時間3分前の6時間12分でゴール。過去4回出場で、コース全体をイメージしながら走れたことも、完走につながったと思う。

 

秋田市の建築工房Answer・設計管理部の利部菜穂さんは、部署名の通り、お客様と打ち合わせしながら設計の詳細を決め、現場管理までを担当する。住宅づくりの全体をイメージしながら仕事をすすめる立場だ。高校卒業後、約3年間のリフォーム会社勤務を経て、同社へ。当時取得を目指していた二級建築士の資格が、より役立つ職場を求めての転職だった。設計スタッフとしての入社だったが、現場管理の欠員がきっかけで現場監督を兼務、そのまま10年以上同じポジションを続けている。「コロコロと方針が変わる会社だったら、続けられなかったかも」と話す利部さん。技術情報は積極的に集めながらも、一度確信をもって決めた仕様は変えずに続けていくのがAnswerさんの家づくりの特徴で、建築棟数も毎年大きな増減がない。

 

リボス自然健康塗料の天然水性塗料デュブロンで仕上げる内装も十数年標準で続いている。また、大工など職人の顔ぶれも利部さんの入社以来あまり変わらないとのこと。あうんの呼吸で現場を任せられる職人の存在は、子育てしながら働く利部さんの、力強い味方となっている。

 

NAHAマラソンの夜は恒例の交流会。地元沖縄はもちろん、全国各地のランナーとの語らいは、私が走り続けるモチベーションのひとつになっている。利部さんも仕事を通して「もっといろんな人とつながりたい」と。今年は、仕入先の協力を得ながら他県のビルダーの見学などを始めているそうだ。今後厳しさが増すと予測される住宅業界だが、着実に走り続けていきそうな利部さんだ。

 


〈筆者プロフィール〉

中島信哉:株式会社イケダコーポレーションの営業として、
現在は東北6県と北海道を担当。仕事のかたわら始めた
サインペン画やマラソンが話題に。

中島さんプロフィール画像


 

【2017年1月 北海道住宅新聞掲載】

 

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