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エコバウ建築ツアー2023レポート -Day5-

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    環境問題

    エコバウ建築ツアー

第26回エコバウ建築ツアー2023、5日目のレポートです。

エコロジカルな木造会社、シェア・ホルツバウの事務所とパネル工場の見学に訪れました。

 

 

Day5 ①アルトビューロン村の事務所とパネル工場

中大規模工務店かつ製材所のシェア・ホルツバウ社へ訪問しました。

構造をパネル化し床材、外装材、家具、建具すべて自社製造し、エネルギーも製材の端材によるバイオマスと太陽光を使用しています。建築家との協力関係が構築されているからこその木材を最大限に活用できる環境で、省資源化に特化して施工まで手がけることができます。

 

5代目社長、ルーカス・シェア氏による会社説明です。

パネル工場ではバーチャル作業ゴーグルを採用。3Dで木材が設計のどの部分に使用されるのかが見える!?

 

マルタース村の工場は7年前に廃業した製材所を買い取り、地域材で製材加工しています。

共同組合で管理している15km圏内の民有林の森林から年間1万㎡を伐採、その後モミ・トウヒ・トネリコ・ナラ・ブナを主に針葉樹と広葉樹をバランスよく植樹する『持続可能な森づくり』を政策で行なっています。

 

 

Day5 ②5階建て木造集合住宅「シェアルーム」

 

ルーカス社長のお父さま、ヴァルター・シェア氏の5階建て木造集合住宅「シェアルーム」へ。既存事業は息子のルーカス氏に任せ「自分がやりたいことだけをやろう」と起こしたのがこの木造賃貸物件の事業だそうです。

30年前までは木造住宅はとても安価でしたが、現在は価格が高騰しています。気候変動やエネルギー問題の解決に取り組むにしても経済的なハードルが邪魔をするのでは先に進めないため、市場価格より20%安く「誰にでも手に入る」を目指した建築がシェアルームです。

 

電力供給も自給自足なので住人は電気代が無料。その上シェアルームからの見えるのはこの絶景です・・・住んでみたいですね。

 


 

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